生きとし生けるものの幸せを祈り、
毎日を心穏やかに過ごしています。
みなさん、ごきげんよう。
今日も健やかな一日でありますように…。
といった感じで、
仏陀もびっくり仰天の境地に達しているわけですが、
一つだけ例外があります。
その羽音を聞くだけで怒りが湧き、
その毒にさらされることで心乱される。
そう、誰もが心の奥底から嫌悪する蚊です。
昨今。
科学の進歩とキンチョーの弛まぬ努力により、
日本に於いて蚊に悩まされるのはキャンプの時くらいでしょうか?
むしろ予防や対応ができるので、
夏の風物詩くらいに思えるレベルかもしれない。
が、しかし。
ここスリランカではQOLに関わる由々しき問題であります。
フィリピン留学中にも蚊は沢山いたんですけど、
刺された後の痒みは大したことなく、ムヒEXを塗ってイッパツでした。
しかしスリランカの蚊は強い。
そして多い。
最強の軍隊が蚊海戦術で獲物(か弱い僕)を追い詰める。
常に体を動かしていれば対抗できるものの寝ている間は成す術もない…。
ただ、苦痛が過ぎ去るのを待つのみ…。
という事態に備えて設置されているのが蚊帳!
細かい網目を備えて、蚊は通さないのに空気は通す優れもの!
この文明の利器により一体どれだけの人が救われたか知れない!
蚊帳の発明者に感謝!センキュ!
まぁ、感謝はさて置きやな…。
何で蚊帳の中に蚊が入っとんねん!
穴が開いとったんか?
網の目を掻い潜る新手のモスキートなんか?
わいのセッティングが甘かったのかもしれん!
もう理由はどうでもえぇ!
とにかく仏の顔は一度も必要なし。
一回刺したら、それでお仕舞い。
ちなみに人差し指、中指、薬指が刺されました。
許さない。絶対許さない。
生きるために血を吸う?そんな言い訳聞きたくありません。
選んだ相手が悪かったね。今夜は震えて眠れ。
とか、粋がった台詞まで吐いてみたんですけど、
蚊帳の中には見つからず、蚊帳の外で見かけても捉えきれず。
結局、ムヒEXを枕の横に置いて、
度々かゆさに目を覚ましつつ、夜を明かしました。
そして翌朝。
動きのやたら遅い蚊を仕留め出発。
混雑を避けたかったので6時40分の電車でコロンボへ。
景色は良いんですけど、
あまり心地よくない揺れに身を任せ4時間の旅。
体の節々が痛くなりながらも、
ようやくコロンボに着きました。
お昼はビリヤニを食べ、
三時のおやつはカフェがないのでティーサロンへ。
セイロンティーのお手並み拝見ですね。
とりあえず近くにあった有名なDilmahのお店「T Lunge」へ
オシャレ…。
めちゃオシャレ…。
カレーしか食べられない国とは思えないオシャレさ…。
しかも、クレープがめちゃんこ美味い…。
このままお土産の紅茶買って日本に帰りたい気分だったんですけど、
そこはグッとこらえてティーサロンの贅沢な時間を味わいます。
凄まじいオシャレ感にテンションが上がったので、
そのまま40分程歩いたところにあるカフェへ。
夕日を見ながらひたすら歩きます。
途中、スリランカ人に声をかけられながらひたすら歩きます。
そして、そうやくWhite&Co Cafeに到着。
アイスアフォガートを堪能し、
帰りは屋台が出る海岸を歩きながらゲストハウスへ。
カレーの日々との別れを惜しみつつも喜びつつ、
辛い食事続きで違和感のある胃をさすりながら、
蚊のいない環境で安らかな眠りに。
さよならカレー、さよならモスキート、さよならスリランカ。