サワディークラッ!
と、勢いよくブログではタイの挨拶しているんですけど、
実際は発音正しくなかったらどうしよ…、
みたいな感じでナヨっとしちゃって結局
「ハ、ハロー」
で対応してしまっています。
軟弱!軟弱!
というわけで。
タイで早速レストランの店員さんに微笑まれ(笑われ)てしまったので、
あとは予防接種と寺を見てタイでの目的は達成です。
先ずは予防接種。
スネークファームにあるクリニックで打ってもらいます。
ある程度日本で済ませていたのですが、
予防接種の予約日をすっかり忘れていて黄熱病だけはタイで受けることに。
安いからむしろ結果オーライ!
打って貰うまでは痛いかどうか不安でブルブル震えていたんですけど、
終わってしまえば何てことは無いですわ。
涙一つ見せずにクリニックを後にしました。
強靭!強靭!
その後は有名なワット・ポーというお寺に。
バスの使い方がイマイチよくわからなかったので地下鉄の最寄り駅から歩いて行きました。
途中、日本の雑誌に載るような有名っぽい店があったのでランチに。
有名なかた焼きそばを注文。
エナジーをチャージした所で再出発。
中華街を通り抜けてみたりして、
35℃くらいある中、やっとの思いで到着。
どこが入口か探していると話しかけてくる人がいました。
「今、お祈りしてるからタイ人以外入れないよ。」
アイヤー!
なんと、90分は待たないといけない。
サクッと入って、サクッと参って、サクッと帰りたいのに…。
「対岸に良い寺があるよ。船に乗っていけるよ。」
お。それは良いかも。
「ついでに船で船上マーケットも見れるクルーズも楽しめるよ。
90分で帰って来られるよ。」
ほうほう。
「船着き場は、ソコだから、
知り合いに言って10バーツで送ってもらえるよ」
10バーツ!なんとお得な!
でも、歩けそうなので要らないと答えると、
「何でだ?15分もかかるぞ?
10バーツだぞ!何で乗らないんだ!」
と、何だかお怒り気味に。
歩くの好きだから…と伝えたらプイっとどっか行ってしまいました。
ここで、ようやく気付いたんですけど、
ぼったくりツアーのお誘いだったようですわ。
僕はあまりにもピュアなので、
親切な人だなぁ~、やっぱ微笑みの国やんけ~、とか思っていました。
もし僕が騙されていたら、その人はほくそ笑んでいるわけなので、
まぁ、当たらずとも遠からず、といったところでしょうか。
微笑みの国タイ。
だいぶ想像とズレてきています。
ちなみにタイ人はそこまで愛想が良くないです。
今のところ笑顔だったのは辛い食事に苦しむ僕の姿を笑う店員さんと、
騙すために笑顔で近づいてきた人くらい。
さて。
さっきのお祈り情報は、どうせ罠でしょ、ということで寺に行ってみました。
普通に入れました。
特に実害はなかったのでワナワナ震えるようなこともなかったのですが、
よりによって所持金が砂時計のように減っていく家事手伝いは鴨にしないで欲しい。
気を取り直して寺の中を歩いて回りますが、
熱中症か、予防接種の影響かフラフラで直ぐにダウン。
近くには関羽雲長さんが。
ジュースが飲みたくなったので、
メインの大きい寝そべっている仏さんだけ眺めて寺を後に。
後ろはスキだらけ。
ジュースを飲んで、
シャレたカフェに行って、
帰ろうとタクシーを探して歩いていると、またしても、
「お祈り中だから入れないよ!」
とアドバイスしてくれる人が。
「90分入れないんだろ?」
と心の中で毒づきながら
「サワディ~クラ~♪」
と心の中で厭味なお礼を行って、笑顔でその場を去ります。
その後タクシーを拾うもボッタクリ価格。
トゥクトゥクに乗ろうとするもボッタクリ価格。
トゥクトゥクが後から追いかけて安い値段で交渉して来ようとしましたが、
この時は、
「もう!歩いていくもん!」
と謎の意地張りモードになっていたので無視。
またしても炎天下の中、地獄の行進です。
何とか地獄を抜け出して有名なパッポン通りにたどり着きました。
とりあえずタイの焼きそばのパッタイだけでも屋台で食べてみたくて来てみたんですけど、
味はイマイチ…。
フィリピンで食べたパッタイの方が1億万倍美味いやんけ…。
と、何だか満たされない気持ちだったんですけど、
目の前にコップンクラッ人形があったので良しとします。
帰りはそれなりに良心的なタクシーを捕まえられたので、
モノレールの駅まで向かい。
ゲストハウス近くのビオトープのあるカフェで癒しのひと時。
カフェから帰る途中にカードキーを落としたことに気付いて、
カフェに戻るはめになったんですけど、
カードキーが椅子の下にあるのを見つけて店長っぽい人と一緒に満面の笑顔に。
ようやく微笑みらしい微笑みに出会たので、何とか面目躍如のタイ。
まぁ、正味1勝2敗なんで面目が潰れている気もするんですけど、
これからの笑顔に期待して、そこはサラっと流してさしあげて、
僕も笑顔でタイを後にすることにします。