シドニーのカフェを巡る~世界一の朝食と海老物語~

帰国待ったなし!
何度もホームシックで苦しんでいたのも懐かしい記憶。
今となっては現実に戻るのが恐くて震えています。
職業は家事手伝いですから家事全般はお任せあれなんですけど、玄関から一歩出たら即ニート扱いですからね。
いくら完璧に家事をこなそうとも、ご近所さんから冷やかな視線を注がれることは間違いありません。

「36歳にもなって息子さん毎日何してるのかしら…?今岡さんも大変ねぇ…」

僕は何を言われても構わないんですけど、同情される親を思うと心苦しいですね。
親元を離れて20年近く経つのに子育てに失敗したとか言われたらたまったもんじゃないですからね。
僕が親なら追放ですわ、追放。

さて。
もしかしたら追放されちゃうかもしれない旅する家事手伝いです。
いつもお世話になっております。
今日も元気にカフェを巡りたいと思います。
シドニーを訪れたからには訪れないといけないのが「Bills」
世界一と謳われた朝食。
色々とメニューはあるのですが迷った末に注文したのがパンケーキ。

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フワフワという擬態語が聞こえてきそうな見た目です。
早速食べてみます。
見た目通りフワフワでした。
味はボチボチ。
前回の記事の繰り返しとなりますがパンケーキ不感症にもなっているんですね。
色々と有名なパンケーキを食べてきましたから。
ちょっとやそっとのパンケーキでは満足できません。
ハワイの有名なEggs ‘n Thingsの印象も、

「生クリームは美味しい」

ですからね。
しゃあないですわ。
とりあえず世界一の朝食かどうかの判断は日本のBillsでスクランブルエッグを食べてから判断したいと思います。
ちなみに僕にとっての世界一の朝食は吉野家の特朝定食です。
温かいご飯と味噌汁。
鮭にノリに納豆に玉子というテッパンメニュー。
そして僕の夢は仕事で成功してリッチになって、ご飯大盛の牛鮭定食に納豆をつけること。
肉と鮭とノリと玉子を混ぜた納豆。
これら白米パートナーズで朝の贅沢なひと時を過ごす。
あぁ…なんて素敵な朝なんだろう…。
そんな世界一の朝ごはんと比べたらパンケーキなんか糞ですわ!糞!。
少々汚い言葉を使ってしまいました。
失礼しました。
ご飯大盛牛鮭with納豆の実力を知らずして勝手に世界一とか謳っているのが許せなくて、ついアツくなってしまいました。
とにかく、ご飯大盛の牛鮭定食と納豆おすすめです。
(※納豆の注文は午前10時までとなっております)

さてさて。
Billsの後はフィッシュマーケットへ。
海産物でも食べたろかいな!と行ってきました。

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カニ。

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ホタテ。

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美味そう。
なんですが。
とにかく凄い数の中国人。
完全なる中華街です。
海外に居る時点でアウェイなんですけど、その中でもさらにアウェイ。
アウェイ中のアウェイ。
あまりのアウェイ感に堪えられず、美味しそうなエビに後ろ髪を惹かれながらもスタコラ退散。

エビで思い出しました。
以前、友達とケアンズに遊びに来た時の出来事。
シーフードレストランで頼んだ茹でたエビ。
茹でただけなのに、めちゃんこ美味いエビ。
あんな美味しいエビを食べたのは後にも先にもあの時、ってくらい美味しかったエビ。
そのエビは一皿5尾でした。
とても美味しいので喧嘩しないように2.5尾ずつ均等割りにしようと思って、先に1尾を剥いて半分にしました。
これで完璧。
エビの数で喧嘩することもありません。
むしろ美味しいエビの味を共有したスペシャルな友達。

「僕たち、ずっ友だょ…」

なんて心の中で呟いていたわけです。
が。
ここで異常事態発生。
まだ1.5尾しか食べていないのにエビがありません。
どこをどう探しても見つからない僕のエビちゃん。
そして友達の殻入れに渦高く積まれる3尾分と思われるエビの殻。
その頂きに乗っているのは僕のエビちゃんの無残な残骸。
そう、僕がわざわざ殻を剥いて平等を目指した試みが失敗したのです。
1.5尾と3.5尾。
その差2尾。
問題なのは数、そして質。
そのエビの美味しさは計り知れないわけです。
プライスレスなんです。
金で簡単に解決できるんですけど、この場合僕にとってプライスレスなんです。

「多く食べてるやん!もう一皿頼んで相殺やろ!」

この提案ができていれば良かった。
でも言えなかった。
僕は俯いて1.5尾しか食べてないのに2尾分ある殻を見て涙を零すしかなかった。
あのエビの味は二度と味わえない。
値段があるのにプライスレス。
淡く、切なく、苦々しい記憶。
フィッシュマーケットを歩きながらチクリと胸に刺さったエビの殻。
そんなノスタルジックな想いにふけるシドニー最後の一日。
世界一の朝食と海老物語。
そして目前に迫る三万里の旅の終わり。
次の記事は日本からお送りします。
ほなほな、またね。

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