メルボルンも5日目。
最初の頃は、
「何てハイクオリティなカフェなんだい?! Fantastic!」
みたいなテンションでハシャいでたんですけど、いつまでもそんなわけにはいきません。
レベルの高さに慣れてしまうと感動も薄れてしまいます。
この日なんかはカフェを軽く除いて、
「ふ~ん、あぁ、そういう感じね」
で、素通り。
メルボルンに来て最初の一軒目ならテンションが上がってたんでしょうけどね。
もう一瞥ですよ。
サッと一瞥。
良さげなカフェを前に何だか勿体ない気もしますが、しょうがないですね。
上質を知る男の宿命というやつでしょう。
というわけで。
カフェに入る気になった&入ってボチボチ良かったカフェをサクッと紹介。
先ずは「Pilar of Salt」
レジ横にディスプレイされていたバーガーみたいなブリオッシュサンドを朝食にチョイス。
トッピングはスクランブルエッグ,ベーコン&チーズ。
温めてくれるというので今か今かと待っていたら変わり果てた姿で出てきました。
Beforeの写真はないのですがハンバーガーを想像して頂いて問題ないでしょう。
それが何ということでしょう…。
見事にペッタンコになって出てきました。
マンモグラフィーみたいな装置で挟まれたのでしょうか?
見た目から凄い圧を受けたことが伝わってきます。
しかも鋭い刃物でぶった切られていますね。
こんな姿になって再び見えるとは思っていなかったので戸惑ってしまいました。
が、とりあえず食べます。
美味い。
甘ピリ辛のソースが良い感じです。
何なら変わり果てた姿も食べ易さにおいてはメリットになってますからね。
大口を開けなくても上品に食べられます。
エレガントな僕に相応しい提供方法。
やるやん!
はい、次は「Rustica Canteen」
流行ってます。
とにかく流行ってます。
でもお会計のシステムが効率的じゃない。
元吉野家のアルバイトとしては気になりますよね。
超効率重視で動かないと回らない世界で生きてきましたから。
早い・安い・うまいを求めて来ているお客さんを相手にしているので、もたもたしていたら致命傷です。
カフェなら致命傷にはならないと思っているかもしれませんが、元吉野家のバイトのお客さんは多分2度と行かないでしょう。
はい。
お次は「Brother Baba Budan」
流行ってます。
とにかく流行ってます。
何度覗いても混雑しているのでメルボルンを経つ6日目の開店直後に行きました。
開いてませんでした。
これが南米なら、
「まぁ、南米人は雑だからね」
で済むんですけど、ここはオーストラリアですから。
南米タイムは通じません。
頑張って早起きしたんだから時間は厳守でお願いしたいですね。
で。
少し経ってからカフェに入って寛いでいると、あっという間に混雑してきました。
やっぱ凄い人気。
落ち着けないので直ぐに退散しました。
気付けば、あんま良いこと書いてないですね。
良かったところは天井に敷き詰められた椅子。
画的な良さ、です。
オシャレ感は大事ですから。
そして最後は「Wynyard」
外のミカン箱っぽいのが何とも乙なんです。
多分ミカン箱を意識していると思います。
というのも、隣が日本の陶器や雑貨を売っている店なんですね。
店が繋がっているので同じオーナーが経営していると思われます。
そしてアンティークの品揃えが何ともユニーク。
アトムの下駄箱は良いですね。欲しい。
そしてあかひげ先生の人形まであります。
あかひげ先生と言えば精力剤専門の赤ひげ薬局を立ち上げた夜の生活界の風雲児。
かの「おとなのえほん」にも出演していた輝かしい経歴を持つ方です。
そんな人形を陳列するセンスが素晴らしいですね。
そしてマクド。
名古屋で使われていた看板。
お値段1375豪ドル。
116,817円!(3月26日現在)
欲しい気もしますが値段と折り合いがつきそうにありません。
物好きなメルボルン人が買ってくれることを祈るばかりです。
カフェ紹介は以上でございます。
さてさて。
メルボルンで巡ったカフェは全部で22軒でした。
5泊6日にしては上々の成果ですね。
カフェの密度とクオリティが高いのが印象的でした。
メルボルンは世界一のカフェタウンと言っても過言ではないでしょう。
あと、料理もしっかり提供するスタイルのカフェが多いですね。
厨房もしっかりしていて店の規模も大きめ。
そして何よりお客さんが多い。
良い店は空いている時間が開店直後くらいじゃないでしょうか。
メルボルン人がカフェが好きなことがよくわかりました。
スタバの苦戦も納得です。
そんな充実したメルボン。
ほぼほぼ三万里の旅は仕上がった感がありますが、もう少しだけオーストラリアを巡りたいと思います。
ほなほな、また!