細かすぎるのも困りもの~ニュージーランド人は南米の雑さを見習うべし~

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ようやくスペイン語圏を脱出することができました。
できれば日本に直帰して日本語を話して日本食を食べたいところですが、もう少しの我慢です。
歯を食いしばって移動したのはニュージーランドの首都オークランド。
チリのサンティアゴからは13時間の長丁場フライト。
午前5時30分に無事到着します。
朝早くから営業しているカフェも調査済み。
スムーズにイミグレ通過してサクッと移動やで!と思って飛行機を降りてからスーパー早歩き。
列にも並ばず速やかに入国審査。
ですが、ここでまさかの足止め。
窓口のお爺ちゃん担当者が曲者でした。
旅の目的から職業からチケット購入の詳細から色々と事細かに問い詰めてきます。
しかもスローペースで、パスポートの確認もしつこく、タイピングもゆっくり。
入念に精査されている間に他の窓口は2人も3人も通過していきます。
早歩きが完全に無駄になった虚しさ。
早歩きしない意識低い系の乗客に抜かれていく悔しさ。
そして込み上げる怒り。

「はよせぇや!ジジイ!」

と言いたいところですが、深呼吸して落ち着きます。
今まで南米人を散々”雑”扱いした報いを受けてるんや…因果応報や…。
何とか自分を納得させて、ひたすらジジイが満足するのを待ちます。
パスポートのページをめくる手を止めないジジイに苛立ちながらも我慢。
そして漸く糞ジジイの拘束から解き放たれます。
あとはサクっと荷物を回収するだけ!
と、思ってスーパー早歩きで荷物を回収したら、まさかの税関でも足止め。
普通は記入した紙を渡して素通りなのに特別ブースへ連行。
気の短い僕はこの時点でニュージーランド人を大嫌いに。
ブースで暫く待たされ、検査する女性のスタッフが登場。

「この張り紙が見えないの?」

いきなりコレ。
携帯電話使用禁止の注意書きを指して嫌味丸出しのご挨拶。
ニュージーランド人は嫌味な奴です。
大嫌いです。
っていうか未だ検査ブースの入り口の前ですからね。
おおらかな南米人なら気にしていないのは間違いありません。
ニュージーランド人はいちいち細かい奴ですよ、マジで。
そして始まった超厳密荷物検査。
全部の荷物を一つ一つ調べていきます。
全てのチャックというチャックを開けて調べていきます。
名刺入れの中まで引っ掻き回して、

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「これは何?」
「これ、あなたなの?」
「このカードは何に使ってるの?」

細かい。
書類入れの書類も全部点検。
プライバシー度外視。
セドナで見てもらったオーラ診断の結果も見られる。

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デリカシーの欠片もなし。
スペインで財布を盗られた時の被害届も引っ張り出して心の古傷を攻撃してきたり。
質問もまた細かい。
国内フライトの予約、レンタカーの予約、職業や旅の費用の質問etc.
現在は(一応)ライターをしていると答えたら記事を依頼された会社を聞いてきたり。
ブログが実際にあるか調べたり。
そして長々と40分にわたる厳しい検査が終了。
何だろう?この気持ち?
刑務所に入る前にお尻の穴まで調べられた時の気持ちっていうのかな?
何だか惨めな気分になっています。
そして再びバラバラにされた荷物をパッキングしながら込み上げる激しい怒り。
憎悪、そして嫌悪。
もうね、大嫌い。
細かいニュージーランド人、大っ嫌い。
南米人の爪の垢を煎じて飲まないと許さない。
やっぱり飲んだとしても許さない。絶対に。
できるなら、とんぼ返りで出国したい。
ニュージーランド人と一緒の空気を吸いたくなんてない!

と、言ったものの怒りに任せて自暴自棄になるのも賢くありません。
とりあえず調べていた市街にある「Remedy Coffee」カフェに向かいます。

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温かいフラットホワイトを飲んで、ほっと一息。
ようやく怒りも治まってきました。
仕方ない。
だって、細かくて嫌味なニュージーランド人なんだもの。
そう、結論づけてニュージーランドの旅が始まるのでした。


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著者プロフィール


世界300軒の人気カフェを巡り、珈琲と食と世界を変える飲食店プロデューサーの卵
世界のカフェライター イマオカシ
1980年奈良県生まれ 35歳
大阪大学大学院修了後、10年勤務した製薬会社を退職。
2016年1月より1年かけて世界の300軒を超えるカフェを巡る世界一周を計画。
大学時代に研究した「脳と味覚」と、営業で培ったコミュニケーションスキルを活かし、世界の珈琲や超健康になる食の情報や人生を楽しむためのコツを発信する。
帰国後はスーパーフードで超健康になる食をテーマに、癒しの空間をプロデュースする飲食プロデューサー兼カフェ経営者を目指している。
モットーは「仲間を豊かに」「食で世界を変える」「おもろいことを仕事にする」である。
→さらに詳しいプロフィールはこちら

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