パタゴニアのトレス・デル・パイネへトレッキング~南米旅のクライマックスやで~

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南米疲れもピークを迎え疲労困憊ですが、もう少し続く南米の日々。
最後の南米旅はチリとアルゼンチンの南端に位置するパタゴニア。
冗談抜きの本気も本気で南米出たい願望が強くなっていたので、パタゴニア行かない案も考えました。
が。
世界一周旅行者が陥る

「近くに来てるし、せっかくだから行っとこうかな…」

というロジック。
やはり南米ともなると、なかなか来ることができないですからね。
この誘惑も自然と強くなります。
その上、僕は自然に囲まれるのが大好きっ子。
いくら南米疲れしているからと言って、パタゴニアをすっ飛ばすことはできませんでした。

それでもやっぱり南米疲れは否めないのでショートバージョンのパタゴニアです。
普通ならチリ最南端の街に行ってペンギンを見たりするんですが、ペンギンは南紀白浜アドベンチャーワールドで見たことあるのでスルー。
サンティアゴからほど近いプエルト・ナタレスからパタゴニア旅はスタートです。
ちなみにアウトドア・ウェアのブランドのパタゴニアは、このパタゴニアが名前の由来になっています。
ロゴの山はアルゼンチン側のパタゴニアにある名峰フィッツ・ロイ。
パタゴニアのグッズが好きな人がこのフィッツロイを目指して訪れる聖地巡礼のような楽しみ方もあるスポットです。

さて。
サンティアゴからプエルト・ナタレスへは飛行機で3時間15分。
普段は飛行機から写真を撮ることはないんですけど、今回ばかりは撮りたくなってしまう山々。

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めちゃ格好良い。
雪山が悠然と佇む様が素晴らしい景色。
南米疲れを言い訳にしてスルーしなくて良かった!
時期尚早な判断な気がしないではなんですけど、行ってないのに行って良かった感に包まれます。
程なくして空港に到着。
小さい空港なのでシャトルバスはなし。
タクシーで街の中心部へ向かいます。
初日は翌日のトレッキング用の食事の購入をこなして終了。
ちなみに晩ご飯はエンパナーダでした。
エンパナーダだけが南米で僕を癒してくれます。
冗談抜きで本当にエンパナーダは心の友です。
もちろん友達は美味しく頂きました。

翌日。
向かうはトレス・デル・パイネ国立公園。
7時発のバスに乗って出発。
2時間程で公園のビジターセンターに到着。
ここで最初にして最大の難関である入場料の支払いです。
その額なんと3000円!
山に登るだけなのに3000円!
環境保全にかかる収支を知りたくなる額ですね。
いやはや朝イチからテンションが下がります。

そんなローテンションから始まったトレッキング。
そもそもテンションは高くないんです。
トレッキングは好きなんですけど、実はハードなトレッキングは苦手な僕。
恥ずかしながら、しんどいことが苦手なあまちゃんなんです。
そんなあまちゃんが挑む今回のトレッキングは往復9時間!
流れ的に「じぇじぇじぇ!」と言いたくなるハードさ。
もちろん楽しみではあるんですけど憂鬱さも勝るとも劣らず。
いや、ちょっと憂鬱さが勝っているくらい。
この時になぜ山に登るのか?と聞かれたら、

「3000円払っちゃったし…」

と答えるくらいのモチベーションです。
そんな調子でトレッキング開始。
先ずは馬。

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背景の馬の耳の横にあるのが今回の目的地のトレス・デル・パイネ。
ここからモリモリ歩いて行きます。
アップダウンの激しい道なので息が上がって足も疲労困憊。
それでも頑張って歩きます。
暫く歩いていると氷河が見えてきました。
絶景!

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悠々と上って行く馬ご一行様。

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さらに歩いて中間地点。

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法外な価格設定のカフェテリアがありましたがスルー。
ここで長めの休憩を取ります。
と言うか、取らざるを得ません。
体力は限界。精神も限界。
帰りたくてしょうがない。
今、なぜ山に登るのか?と聞かれたら、

「いや…真ん中まで来ちゃったし…」

と、答えますよね。
最後まで行かなきゃ報われないょ…的な後ろ向きモチベーション。
そんなモチベーションに火を点け、腰を上げて再び前進。
膝と股関節が痛み始めましたが、耐え忍んで前へ前へ。
山の水を補給しつつ、前へ前へ。

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さらに足の痛みが増しますが、耐え忍んで前へ前へ。
途中休みを取りながら、とうとう辿り着きました。
目的地のトレス・デル・パイネです。

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トレスは塔という意味で、塔のような岩山が連なっています。
ここまでの所要時間は3時間30分。
なかなかの良いペースですが、もっとゆっくり歩いて足を労った方が賢明でしたね。
一歩も歩きたくないくらい足がダメージを負ってしまいました。
とりあえず足を休めつつ昼食です。
昼食は素晴らしい景色を前に大好きなエンパナーダ。

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美味い!
環境も相まって格別のランチタイム。
このままエンパナーダを頬張りながらヘリで下山して温泉にでも浸かりたいこところですが、妄想も程々に早速下山。

はい。下山しました。
道中は呻きを上げるほど足が痛くて、すれ違う人に心配されるほど。
4時間前は五体満足で始まったトレッキングも一体が完全に不満足になってしまいました。
平地はよちよち歩けますが、下り坂はよちよちどころじゃありません。
この先、別の場所でもトレッキングを予定しているだけに心配ですが、とりあえず休憩。

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普段は使わない砂糖をドバっと入れたカフェ・オレ。
疲れに疲れた体に甘くてまろやかな味が沁み入ります。
トレッキングとか景色とか、そんなことよりカフェ・オレの美味しさ。
体の中から温まってゆくのを感じながら下山後の至福の時間を過ごしたのでした。


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著者プロフィール


世界300軒の人気カフェを巡り、珈琲と食と世界を変える飲食店プロデューサーの卵
世界のカフェライター イマオカシ
1980年奈良県生まれ 35歳
大阪大学大学院修了後、10年勤務した製薬会社を退職。
2016年1月より1年かけて世界の300軒を超えるカフェを巡る世界一周を計画。
大学時代に研究した「脳と味覚」と、営業で培ったコミュニケーションスキルを活かし、世界の珈琲や超健康になる食の情報や人生を楽しむためのコツを発信する。
帰国後はスーパーフードで超健康になる食をテーマに、癒しの空間をプロデュースする飲食プロデューサー兼カフェ経営者を目指している。
モットーは「仲間を豊かに」「食で世界を変える」「おもろいことを仕事にする」である。
→さらに詳しいプロフィールはこちら

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