イサベラ島!
ついイザベラと言ってしまいそうになる島です。
言葉の正確さには拘りがあるので、強調しておきます。
イサベラ島です。
ついでにアボガドではなくアボカドです。
ついでに茨木市はいばら「き」しです。
ついでに大阪の日本橋は「にっぽんばし」です。
さて本題。
フェリーは朝の7時発。
2時間かかる船旅ですが、寝て起きたら着いてました。
ラッキー!
そしてお腹すいた!
しかし飲食店はまだ開いてません。
カフェを探すも存在すらしていません。
ということで散歩です。
教会があったので覗いてみると、ガラパゴスっぽいステンドグラス。
良い感じ!
そしてキリストさん空中浮遊!
麻原彰晃よりガッツリ空いています。
表情にも余裕たっぷり。
他の国ではなかなか見られないホバー・キリスト。
さすがのキリストさんもあの世で苦笑いな絵面ですね。
これもガラパゴス独自の進化というやつなんでしょう。
進化って凄いね!
進化に想いを馳せながら写真を撮っていたら、掃除をしていたおっちゃんが亀の写真を撮れと声をかけてきました。
これまたガラパゴスっぽいんですけど、教会の厳かさには貢献してない感じですね。
聖書に亀は出てこないですし。
まぁ、ガラパゴスなんで良しとしましょう。
さて。
ようやく店がオープンし始めたので朝食です。
玉子とチーズとバナナ。
地元の朝食らしいんですけど、バナナは甘くないのでイモっぽい感じ。
腹ごしらえを済ませて、とりあえず宿へ。
オーナーは100%スペイン語です。
ゆっくり丁寧に話してくれますがスペイン語です。
「ジュース飲むか?」
という気の利いたサービスに関してはジェスチャーで理解。
手続きや観光の話は雰囲気と指差しで3割理解。
その後、顔を合わせる度に何か話しかけてくるのですが0割理解。
まぁ、特別トラブルも無かったので100点満点ですね。
凌ぎ切った感も100点満点。
ちょっと休憩してから定食屋で遅めのランチ。
先ずはスープ。
魚介類やら肉やら野菜やら何でも入れてます。
なかなかイケる。
煮込んだ肉とイモとマメのサラダ。
これもなかなかイケる。
味は良い。
味は良いんですが、ハエが凄い。
恐るべき数のハエが襲ってきます。
飯屋のおばちゃんがジュースを紙ナプキンとナイフで蓋する技を伝授してくれるくらいハエが寄ってくる。
皿の上から追い払うとボディを狙ってきます。
スープを飲もうとする側から再び皿を狙ってきます。
もう袋叩きにされてる気分です。
途中からは1秒でも早く食べきることに集中。
よく噛みもせずに高速で平らげて退却。
ご飯が美味しかったことよりもハエから逃れられた晴れやかな気持ちで満たされています。
晴れやかな気持ちのまま向かったのはゾウガメの繁殖場。
辿り着くまでの沼地にはフラミンゴ。
戦うフラミンゴ。
食事するフラミンゴ。
歩くフラミンゴ。
意外と動く上に、けっこうグロテスクな骨格をしていますね。
沼地に適した最適なボディなのは深く理解したのですが、今まで抱いていた優雅なイメージは崩れ去りました。
世の中知らなくても良いことがある。
そう、フラミンゴの実態のように。
暫く歩いて繁殖場に到着。
ダーウィン研究所では見かけなかった子ゾウガメが沢山います。
かわいい。
見た目には癒されるのですが、フンの臭いでメンタルが削られます。
ゾウガメというだけあってゾウのフンのような臭い。
そして数が半端ないので臭いも半端ない。
めっちゃくっさい。
削りの強さ優勢なので早々に退散。
それから早めに宿に戻ってお休みモード。
休む気満々で寛いでいたらノックの音。
「Café?Café?」
これは10割理解。
ゲストの寛ぎタイムを遮ってまで夜にコーヒーを振る舞うことに対しては0割理解。
好意とは言え戸惑いますが、咄嗟に断ることもできずに頂くことに。
「(インスタントコーヒー)頂きます!」
「」も()も口に出してないですが、正直なところ、
「インスタントやないかい!」
と突っ込みたいところ。
さすがに
「贅沢言っちゃいけないよ」
と天使の僕が耳元で嗜めてきます。
素直に反省して泥水のようなコーヒーをすすります。
1人でスマホ見ながら寛ごうかと思ったらスペイン語の質問タイムが始まりました。
質問してきていることしかわかりません。
これは辛い。
とても辛い。
ガラパゴス諸島の島の名前が出てきたので、すかさず撮影した写真をスマホで見せます。
あとは飽きるのを待つだけだな、と思ってたら動物以外の写真まで見始めて、時々質問タイム。
もちろん0割理解。
そんな時間を暫く過ごしてから、やっとこさ解散。
1日の終わりに大変な時間を過ごし、再び凌ぎ切った感に満たされながら眠りに就きました。