カフェテリア・ラブストーリー~恋の終わりは突然に~

おかしい…。
こんなはずでは…。
こんなはずではなかった…。
もっと上手く、もっと上手くやれるはずだったのに…。

戸惑いと焦りの気持ちが芽生えてきました。
もちろん英会話に関することではありません。
僕の人生における英会話の位置づけは、
僕の今の戸惑い案件に比べればMoon and soft-shelled turtle。
そう、月とスッポン。
取るに足りない些末なこと。
もちろん英会話は大切ですが、
それより大切なもの、それは「モテ」です。
そう、未だ僕はフィリピンでモテていない…。

僕はフィリピンに来る前、
日本人はフィリピン人にモテるという情報を得ていました。
ところがどっこい。
フィリピンに来て3週間。
鳴かず飛ばずの3週間。
フィリピンに降り立った当時の自身に満ちた表情は今や見る影もありません。
今はスーパーで仕入れてきた小魚を学校の猫に与えて、
集まる猫に癒されて何とか生きている状況です。
ニャンコちゃん大好き。
4F7A0370
しかし。しかしである。
もう一つの可能性が残されている。
そう、学生同士での恋愛である。
35歳になってしまったとは言え、今は正真正銘の学生。
気分は高校生。
毎日顔を合わせていたら恋の一つでも芽生えるはず。

そう、例えば気付いたらいつも傍にいる韓国人のスヨン。
学校での英語名はSophia。
カフェテリアで頼むのは、僕と同じホットコーヒー。
最近はカウンターで待つ店員のMarkから、

「Hot coffee?」

と彼女が注文する前に切り出されている。
そうすると彼女は、はにかみながら

「Of course」

と返事をする。
彼女はコーヒーを零さないように、
カウンターからコーヒーを手にそっと席に戻る。
僕は横目で彼女が熱いコーヒーに恐る恐る口をつけるのを横目で見る。
何度目の光景だろうか。
同じ光景なのに見るたびに新鮮で、
同じ光景なのに見るたびに胸が高鳴る。
いつも声をかけようとして、
何を喋っていいかわからずに俯いたままの僕。
言葉を飲み込み、思わずこぼれた笑みを隠す。
たまたま授業がない時間が同じで、
たまたまホットコーヒーが好き。
たまたま惹かれあえば良いのにな…、
と上の空の50分。

と、ここまで書いていて、
また続きを書こうと思っていたのですが、
先ほどカメラを落としてレンズが壊れてしまいました。
妄想日記どころのテンションではありません。
Sophia存在しない。スヨン居るわけない。
熱い季節なのにホットコーヒー頼むのは学生で僕だけ。
もしノリノリで書き続けていたら、
ちょっとした行き違いで二人の間に距離ができたり、
ライバルの韓国人留学生が現れたり、
そして最後には結ばれたり、結ばれなかったり、
何なら一緒に世界一周でもするようなことになっていたかもしれません。
それももうオシマイ。
だってレンズ壊れたちゃったからね。
壊れたのは事実だから。妄想じゃないから。
おじゃんだよ、おじゃん。
おじゃ~ん♪おじゃ~ん♪
おじゃじゃじゃ~ん♪

さてさて。
前回に引き続いて同じ話を何度もするのはアレなんですけど、
今回もまた同情して欲しい展開となりました。
同情して、更にお金が欲しいです。
同情も、お金も、そして甘酸っぱい恋も。
かわいそうな僕に全てをください(切実)。
4F7A0477

最新情報をチェックしよう!