「貴重なシャスタでの時間を無駄にするわけにはいかない!」
レディング空港で借りたFordに乗り込み、
気持ちだけはアクセルべた踏み。
なんですが、初めての左ハンドルなので無茶はいけません。
シャスタ山は逃げないぞ、と心を落ち着かせながら、
ウインカーと間違ってワイパーを動かす定番のミスを繰り返しつつ、
とりあえずは宿に向かいます。
9時過ぎに着いて促されるままに朝食を頂いてカギを受け取ります。
ご飯を食べた後は受付です。
フライト遅延による損害が旅行保険が適応されることも考慮して、
1泊分だけはキャンセル料としてお会計をお願いしました。
すると女将の一言。
「もう朝ごはん食べちゃったからね」
まさかのキャンセル適応外通告。
そりゃ理に適っているのは分かっています。
保険のことを考慮して朝食の前に確認してくれよと言うのも酷な話だとも思います。
でも!それでも!
もうキャンセル料でえぇやん!
ご飯食べたからダメってのも何か情けないやん!
もう!もう!もう!もう!
と、モヤモヤしながらも、
「ぁ、そですね。じゃ、ぃぃです…」
と潔く引きます。
男は引き際が肝心ですから。
男の中の男である僕は秒速で引きました。
芸術的な引き際。
際にさえも達していない程でしたね。
これを押しの弱さと受け取って、
僕を男らしくない人と恋愛対象から外すならば、どうぞご自由に。
後で吠え面かくのは貴女たちですからね!
無理矢理自分を恋愛対象にした上に、
自ずから負け犬の遠吠えをした感じになりました。
気を取り直していきましょう。
先ずは滝です。
滝好きの僕としてはシャスタ山より滝が大事。
なので天気の良いうちにバーニー・フォールズを攻めます。
車で移動すること50分。
滝の近くに到着。
滝に行くまでの川が、これまた良い感じ。
フライ・フィッシングをしているお爺さんが画になります。
そして、いよいよバーニー・フォールズ。
凄い迫力です。
けっこう近くまで行けるので水しぶきを浴びられて気持ち良い。
さらに苔っぽい所もあって美しい。
あぁ…癒されるぅ…。
見事に空港で5時間待たされた分が回復しました。
さすがバーニー・フォールズ。
この後に湖に行ったんですけど、
そこまで癒されなかったのか写真に残っていません。
まぁまぁ良い風景だったので、湖までの運転の疲れと±0と言ったところでしょう。
そして、いよいよパワースポットで有名なシャスタ山へ。
セドナはかなり有名だと思うんですけど、
シャスタ山は未だそこまでメジャーではないようで、
シャスタ山に行く予定があると人に伝えると、
「?????????」
という反応が殆どです。
というわけでシャスタ山に関するポイントは以下の通り。
①クリスタルガイザーの源泉
②世界中から力を求めて人々が集まるパワースポット
③地底人在住
こんな感じでしょうか。
③に関しては雑誌のムーかなんかで勉強して頂ければと思います。
さて。
そのシャスタ山でも一番のパワースポットと言われるパンサーメドウへ。
途中トレイルを見失いそうになりながらも、
パワーを求めて登っていきます。
道中の景色に癒されながら、
黙々と登って、
登って登って見上げるシャスタ山。
標高のせいか歳のせいか、
はたまたパワーを受け取るセンサーがないせいか。
息が完全に上がっちゃっています。
パワーいらないから酸素が欲しい感じ。
そしてパワースポットに来てみたものの、
あんまり感じるものはありません。
自然に囲まれているので癒されるっちゃ癒されるんですけど、
あんまり感じるものはありません。
パワースポットは噂に過ぎないのか?
と、疑問を抱きながらパンサーメドウを後に。
そして車で行ける一番高い所まで移動して、
インスタグラム用の写真撮影。
ポートランドで有名な「Stumptown Coffee Roasters」のパックコーヒー。
余談ですが撮影用なので中身は殻。
コーヒーは3時のおやつにポテチと一緒に既に腹の中。
ちなみに味は僕の大好きな白バラコーヒーの足元にも及びません。
シャスタに来て改めて感じる大山乳業の実力。
しゅごいぞ大山乳業!
はい。コーヒーの次はテレパシータイムです。
地底人に向けてメッセージを送っています。
Facebookでは「地底人の下着の色を質問…」
みたいなことを書きましたが、
聖人君子で清廉潔白の僕がそんなことをするはずありません。
そもそもメッセージどころではなく、
いかに良いアングルで写真を撮るかで頭を悩ませています。
撮影したカットは約20枚。
遅々として進まないタイマー撮影。
あぁでもない!こうでもない!
と、バナナチップスを食べながら試行錯誤していました。
ちなみに地底人の下着の色に関して興味があるのは否定しません。
肯定します。
さて。一応山頂写真です。
パワーとは関係ない山に沈む太陽。
といった感じで初日に全て用事をやっつけてしまいました。
残念ながらパワーを感じることはできませんでしたが、
行った場所全てが癒されるスポットであることは間違いありません。
前日にレディング空港からホテルまで歩いたダメージくらいは回復したかな?
といったところで第一日目は終了。
明日はホテルから空港への高い高いタクシー代の精神的ショックを回復するべく、
全力で癒されたいと思います!