掛け布団があって快適に眠れて爽やかな朝を迎えるはずなんですけど、
昨日食べたラーメンセットのせいで胃もたれの朝。
本来なら食事を控えて胃腸をリセットすべきところです。
ただ、僕の旅の目的はカフェを巡ること。
時に目的を見失うことはあっても、
1日1軒以上のペースでカフェを訪れています。
時には1日5軒訪れるほどストイックに取り組むこともあります。
我ながら実直ですね。
そして今日も軋む胃袋を抱えてカフェを巡るのであります。
目的地は昨日のラーメン屋さんの店員にアドバイスされたカフェ。
その店の付近にもいくつか良いカフェがあるとのことなので、
先ずは朝イチに自分で調べておいた店に向かいますが、あるはずの店がない。
この時7時30分。
ちなみに朝は6時発でした。実に実直ですね。
仕方ないので次の店が開く8時まで近くのベンチで待機。
目の前は花が見事に咲く公園だったのですが、
その花を見事に咲かせる庭師夫妻が水やりを始めました。
濡れました。
大した量じゃないんですけど、水をかけられ続けています。
何でだろ?何で人にかけないように水やりしないんだろ?
と疑問に思いながらも目の前を通り過ぎるまで耐え抜きました。
実直なだけでなく忍耐もあるのです。凄いね。
そして8時。「coffee circus」へ。
注文しようとしたんですけど店員さんが早口過ぎて何を言っているかさっぱり。
僕の容姿と自身の無さそうな表情を見て、
英語がさっぱりなことを見抜いて欲しいんですけど、
お構いなしに聞き取れない英語をまくしたてられます。
丸っきりチンプンカンプンなんですが、
注文する分にはコーヒーと言えれば良いですからね。
問題ないね。
店員さんの話には適当に頷きながら注文をして席へ。
メニューが良い感じ。ヘタうまな絵が良い味出してます。
そして壁が一面楽譜。匠の業です。
軽く寛いだところで次の店「Edith’s House London」へ。
ここが和食レストランの店員さんにお勧めされたカフェです。
そのカフェは家っぽいとか、
トイレっぽいとか言ってました。
その通りでした。
本当に家の中みたいになっています。
トイレのスペースもちゃんと席として利用できます。
その他の席も家テイスト。
これまた匠の業。
といった感じでカフェ訪問午前の部は終了。
つい食べてしまったスコーンのせいで胃がもたれています。
ついつい大好きなバターを山盛り付けてしまいましたしね。
しょうがないね。
そして、せっかくなのでロンドン観光へ。
バッキンガム宮殿。
セント・ジェームズ・パークのリス。
そしてランチはインド料理のビリヤニ。
胃もたれに追い打ちをかけるとわかってはいたのですが、
TripAdvisorで評判が良かったのでつい入ってしまったインド料理屋。
ビリヤニが辛いのは想定内でしたが、
優しいと思っていたチャイもスパイシー。
インド料理が総力を挙げて胃を攻撃してきます。
相変わらずもたれたままの胃袋を引きずって、行ってきたのは「TAP Coffee」
お洒落の粋を集めたかのような店内。
そして注文した後に持たされるのがこれ。
ロンドンのお洒落カフェは番号札なんてダサい物は使いません。
もちろん提供の仕方も洒落ている上にスプーンが可愛い。
さすがロンドン。お洒落のレベルが違う。
そして朝から続くお洒落なお店の〆を飾るのは、
これまたお洒落な「Honest Burgers」
もちろん胃袋がもたれたままなのですが、
丁度近くにあったので入ってしまいました。
よくある今風の本格バーガー屋さんですが、
特にポテトが美味しい。
ビールに合うったらありゃしない。
お腹が苦しいのですが止められません。
結局、朝から調子の悪い胃袋を更に悪くした一日。
そしてお洒落の匠の業を見せつけられた一日。
でも宇多田ヒカルには出会えなかった一日。
残されたロンドンの時間はあと48時間。