「貴方はモンブランの麓で生活していたことがありますよ」
と、とある前世の見える方に言われていました。
ほんならデジャヴ見に行ったろか!
きっと懐かしい気持ちになるやろ!
という目的でイタリアはクールマイユールへ。
ジュネーヴからはバスでフランスのシャモニーを経由します。
シャモニーではロープを担いだ登山客がチラホラ。
多くの人が登山やトレッキングを目的とする中、
僕は一人デジャヴを期待してバスを待ちます。
バスから雪を被る山々を眺めていると、
あっという間にクールマイユールへ。
バス停へ降り立ち山を見上げると、
そこには懐かしくも何ともないモンブラン。
全てが目新しく新鮮そのもの。
デジャヴの’デ’の字も出てこない。
気張っても唸ってもウンともスンとも言わない。
わざわざ物価の高いジュネーヴ経由してまで来たのに…。
と、肩を落としたものの、
散歩してみると快適で良い感じ。
ジェラートもスイスより安い!
眺めも良い!
もう前世なんてどうでもいい!
と半ば無理やり諦めるような感じになってしまったのですが、
とりあえずモンブランの麓の街を楽しむことに。
残念ながら、クールマイユールはスキーリゾートなので、
基本的にご飯は高くスイス同様、惣菜屋で対応。
ラザニア。
ヤギヨーグルト。
味は臭みの強い羊肉から漂う風味をまとっています。
鼻呼吸を完全に停止し、速やかに胃袋へ流し込みました。
さて。
せっかくなので翌日はモンブランを間近で眺めることに。
ロープーウェイで標高3300mくらいの場所まで行けるので、
特段苦労はありません。
徒歩で駅まで向かったのですが、
街並みも良い感じなのであっという間。
ただ、うっかり半袖短パンで来てしまいました。
まぁ、死ぬことはないでしょう。
ロープーウェイは途中一駅経由し、その後は一気に頂上へ。
モンブランは逃げないので、とりあえずカフェ巡りです。
カフェも逃げないっちゃ逃げないんですけど、
とりあえずカフェへ向かいます。
良い眺め!
美味しく感じるわけではないんですけど、
味わいながら感動に浸ります。
一仕事終えたので早速モンブランを拝みに展望台へ。
酸素の薄い中、息を切らせて昇ったんですけど、
残念ながら頂上は雲の中。
他のマイナーな頂上は良い感じ。
再び息を切らせて雪道を歩いたり。
しているうちに頭が軽く疼いてきたので、
モンブランの頂上を拝むのはあきらめて下山。
中継駅の花畑を楽しみます。
帰りのロープーウェイでも景色を楽しみながら、
帰りは再び徒歩。
そろそろデジャヴが見れるかな?
なんて淡い期待も空しく、イージー登山は終了。
翌日は生憎の雨だったのですが、
思いのほか充実した時間を過ごすことができました。
前世目的で来たので消化不良で終わりましたが、
トレッキングかスキー目的で来る分には最高の街クールマイユール。
ちょっとアクセスは悪いですが、激しくお勧めします!